平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023年度も半年過ぎました。去年から税務局が推進している全電発票(発票のペーパーレス及び電子交信)について、上海はほぼすべての一般納税人企業が適用対象になり、多くの会社財務担当者が税務局で全電発票操作研修を受け、全電発票発行の切り替え手続きをしました。
仕入と販売の全電発票についてはシステム上自動交付され、かつ仕入と販売発票のリスト(抄税)に載るため、二重に使う可能性が低いと思いますが、経費に関する全電発票は一回ダウンロードして使用するため、非常に間違いやすいと思います。二重使用を防ぐ方法は二つあります。
方法1、全電発票にはダウンロード回数が見られる。販売者の名前欄右側に表示されているダウンロード回数が1より大きい数字の場合、重複使用の可能性があると判断できる。
方法2 E―TAX電子税務局の「発票処理標識」機能を使い、以下のステップで処理する。
1) 電子税務局のオンラインシステムにログイン、「弁税する」―「税務数字アカウント」を選択する。
2) 「発票処理標識」の発票ページを選択して、検索する。
3) 検索条件通りの発票詳細リストから処理したい発票を選択し、これらの発票情報に対して処理状態と処理時間の二項目でフィルターする。
4) 選択した発票を「計上する」と「確定」ボタンを押せば、発票処理(帳簿に経費計上)できる。既に処理済みの発票情報には「計上済み(損金算入可)」と「計上済み(損金算入不可)」が表示される。
5) 発票の数量が多い場合は、一括選択し、一括処理も可能です。
6) 既に計上済みの発票を変更または取り消したい場合、処理済みの発票情報リストから上記ステップの逆方向を処理していく。
全電発票はまだ開始したばかりのものですので、ご質問などございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。