お客様各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
初秋を迎え、朝夕はだいぶしのぎやすくなってきましたね。
2024年9月13日、第14回全国人民代表大会常務委員会第11次会議にて、
「全国人民代表大会常務委員会 法定定年年齢の段階的な延長の実施に関する決定(全国人民代表大会常务委员会关于实施渐进式延迟法定退休年龄的决定)」が採決されました。
ポイントは以下の通りです。
1.法定定年年齢の延長,経過期間:2025年1月1日から15年をかけて段階的に調整
1)男性従業員:現状の60歳から63歳まで延長
女性管理職:現状の55歳から58歳まで延長
延長方法は4ヶ月経過ごとに1ヶ月、法定定年年齢を延長する
2)女性従業員:現状の50歳から55歳まで延長
延長方法:2ヶ月経過ごとに1ヶ月、法定定年年齢を延長する
2.年金受給最低納付期間の調整:2030年から毎年6か月延長し、段階的に
20年に調整する。法定定年年齢に達して年金受給最低納付期間が足ら
ない場合、納付期間延長または一括支払いして年金受給最低納付期間に
満たすことによって年金受給ができる。
3.柔軟的な定年制度導入:2030年前に現状の定年年齢に達しかつ年金受給 の最低納付期間を満了した場合、従業員は自らの希望に応じ、最長で3年前倒しで現状の法定定年年齢にて定年できる。
2000年前後設立された日系企業が多く、定年を迎える従業員がこれから多くなるかと思います。従業員の定年延長OR前倒し定年OR新しい雇用かを選択するのに、人件費コスト削減、雇用の安定性、
職場の活性化などが人事労務の課題になるでしょう。
参考:
【全国人民代表大会常务委员会关于实施渐进式延迟法定退休年龄的决定】【国务院关于渐进式延迟法定退休年龄的办法】
全国人民代表大会常务委员会关于实施渐进式延迟法定退休年龄的决定__中国政府网 (www.gov.cn)
以上